春が訪れて、越冬した野菜は薹(とう)が立ちます。
蕗の薹は1番よく知られてますが、ネギ坊主も同じ蕾なので食べられるんです。
これが食べたくて、家庭菜園を始めたようなもの。
個人的には、やっぱり「天ぷら」が1番ですかね…。
好きな人は、農家さんにお願いして譲ってもらう人もいるようで、限られた時期だけの食材として根強い人気があるようです。
毎年、早いもは3月中旬頃から、わき目から蕾が現れはじめます。
品種にもよりけりですが、4月いっぱいまで次々とネギ坊主がでてくるようなものもあります。
ネギ坊主が出てくるとネギの成長は止まりますし、放っておくと花が咲いてタネができるのでエネルギーを消耗してしまいます。
どんな植物でもタネを残す際に栄養を集中させるので、このネギ坊主も栄養価が高いと言われています。
種子が必要であれば、必要な分の株だけネギ坊主をそのまま残しておきましょう。
花が咲いてカラカラに乾燥させると、黒ゴマのようなタネができます。
ネギ坊主を初めて確認してから暖かい日が続き、10日ほど経ってしまいました。
見つけ次第、すぐ取り除けばよいのですが、次々に現れるので少しそろってから切り落としてます。
(※単に、小まめな性格ではないからです…。)
また、個人的には少し大きくなって歯ごたえのあるネギ坊主の方が天ぷらに良いと思います。
まだ坊主の頭を出したての、若くて柔らかいネギ坊主の方が好き~という方もいらっしゃいます。
これは、お好みで。
薄皮も乾燥し、内側の花芽が硬いと感じたネギ坊主は、食べても繊維が口に残ってしまうかもしれません。
ネギ坊主に、みずみずしさが残っている頃合いが無難です。
ネギ坊主を少し下側から切ります。緑の部分のシャキッとした歯ごたえも楽しめるので、これもお好みで。
好きな方は、長めに収穫しましょう。
ネギ坊主の蕾の部分はネギの甘味を感じます。
白ネギ中心部分のトロっとしたところの触感が苦手だけど、ネギの甘味は好き、という方におすすめです。
すごく美味しいのに、ほとんどの人は食べたことがないようです。
スーパーには出回らないので、農家でしか食べてこられなかったようですが、高級な天ぷら屋の店主も大好きだとか。
時期が読めず、量も確保できないので、一般メニューには載ることもほぼなし。
提携する農家さんなど、ご好意で分けてもらう程度で、しかもこの時期の農家は忙しいので余裕のある年だけだそう・・・。
ネギ坊主のレシピ
▼▼▼やっぱり、1番のオススメは天ぷら。
▼▼▼意外と、炒め物もあり。
▼▼▼味噌もよかったので、回鍋肉に。
いろいろと食べてみて、
個人的には、やっぱり「天ぷら」が1番だな~と改めて思うのでした。
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