毎年、2月下旬あたりから蕾がチラホラと現れるようになるのですが、
昨年は、2月中旬から少しずつ蕗の薹が出てるくようになりました。
しかし今年は、1月中旬頃にはたくさん収穫できるようになり、
もう、蕾が咲き始めるものまで出てくるようになったので、ほとんどを収穫。
冷え込むはずの時期にも関わらず、あまり底冷えするような日も数える程で、
もう蕗にとっては、春とみなされたんじゃないかな~と思います。
例年、この頃合になると店頭で蕗の薹を見かけることもありますが、
もっと暖かい西よりの産地ものですし、なにより高価ということもあり手を出さない方が多いのではないでしょうか。
でも、産直などに赴くと早くも蕗の薹が並んでいるのを見掛けるので、
やっぱり、我が家に限ったことではないのだろうと思います。
▼しかも、例年とは違った様相。
蕗の薹は、ふきの花茎や蕾なので、
地下茎から直接出てくる包みは、内側に花があるので「ガク」のようなものなのでしょうか。
そのガクの先から、本来は葉柄につくような丸い葉が付いています。
こういった蕾の状態でみたことがなく、今回初めてのこと。
これも、暖冬の影響なのでしょうか…。
まだ、葉は出てくるような気配もないのですが、
放っておいたら、丸い葉のようなものが付いたガクが開いて、その内側から花が咲くのかな~とか思いながら…、
でも、ほとんど収穫し終わってしまいました。
もう少ししたら、採りそびれた蕗の薹が咲いていないか、見に行こうと思います。
▼天ぷら、炒飯…、そしてふき味噌で保存。
まずは天ぷら等々で楽しんで、食べきれない分は『ふき味噌』にしておきます。
作り方は、その時によってまちまち…ですが、
今回の蕗の薹は、とてもアクが強めだな~と感じたので、一度湯がくかどうか悩みました。
でも、やっぱり特有の苦味芳香が弱まってしまうのは、個人的には勿体ないと感じたので、そのまま利用。
ただ、いつもより酸化が早く、
切った直後からすぐに変色してしまうようなので、酒砂糖と和えながら刻んでいきました。
そして、良い味噌の場合はあまり加熱しない方がいいだろうと思い、最後に味噌に和えました。
発酵を止めていない味噌を使えば、より日持ちするのかな~と期待して。
熱々のままよく消毒&煮沸した瓶に詰め、転置。
塩分濃度も関係あるかと思いますが、
昨年、葉と葉柄を使ったふき味噌のときも、けっこう長く日持ちしたようなので、
今回も期待して同じ味噌を使って作りました。
▼▼▼葉を葉柄の「ふき味噌」。↴↴↴
蕗の薹が手に入らない時期でも、ふき味噌を食べたくなるくらい好きなんです。
今年は、こんな早い時期にほとんどの蕗の薹の収穫が終わってしまったので、
今後、ふき味噌を食べたくなった際には、こちらの「葉と葉柄」を使って作るしかないと思います。
もう一か所、午前中しか日の当たらない場所にも蕗が植えてあるのですが、
例年、あまり数は採れないので、もう1回くらい天ぷらにして今年は終わりになるでしょうね。
世間は暖冬の影響で、積雪もなく観光業に打撃を受けているという話もよく聞きます。
私は畑の様子から、温暖化傾向にある気候の変化を感じますし、
また、積雪が例年より少ないということで、雪解け水が必要となる春夏の作物などへの影響も非常に気になります。
特に、日本海側や北の地域など、雪解け水が河川へと流れる時期の治水や産業など、各々地域によって独自のものがあるでしょう。
今年は積雪が少ないことで直接悪影響が出るものと、先々、春夏に影響がでてくるものまであるかと想像できます。
それでも、地球温暖化対策は国の責任だ!との思い込みは、殊に日本人には根強いものがあります。
年末年始、親戚中で集まり「地球温暖化」「環境破壊」について、ちょっとした話題で盛り上がりました。
AmazonのAI音声アシスタント「Alexa」が、
人口過多による天然資源の急激が枯渇や、その人類の存在そのものが自然を奪い破壊する行為だと、自殺を促したという話…。
この問題は既にエラーとして処理済みとの報告ですが、
一体どのようなエラーとして捉えてどのように処理したのかも気になりますし、
それは新たなネットリテラシーとして広めるべき事柄なのではないかな~とも思いました。
AIは様々な統計や科学的な知見など積み重ねて合理的に物事を関連づけていくもので、
Alexaは間違ったことは言ってはいないですし、
むしろ、いまのところ感情論や忖度はしないため情報としては正しい。
今回エラーとして処理されてしまったことで、
人類にとって不都合なことは発しないようにしよっと…と学習し始めるのかな~などと話が弾んでしまいました。
みんなで『アイ、ロボット』観ようよ~という流れになったのが、今年の正月休みのことでした。
資源に頼って保たれる日常の表面的な豊かさ、カツカツな生活の中で気にしてなんかいられないこともあるでしょう。
でも、ご自身が被災し、あるいは身近な方が被災ししても、
それでも日常生活の中で石油由来製品を〝垂れ流す〟生活をまた続けていることに対して問題意識すら持てないのは、哀しいことですよ。
石炭火力発電云々の話は政治的な思惑も大きく付け入ることはできなくても、消費者として手に取る商品を選ぶことはできます。
むしろ、日本の政治は、企業の動向に並行して関連法規が設けられるという特徴が顕著な国なので、
〝自分の消費行動が法律をつくる〟といっても過言でないほど企業に追随します。
逆に、企業を動かせないと何も変わらない、というのが過去の歴史が物語っていますよね。
Alexaに「地球のために人類は滅びるべき」と言われても、
その行間を読み、改め、行動を起こせるのは、人類しかいないと思うんですけどね~、今のところは。
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