小玉スイカの中でも〝種ごと食べられる!!〟と、ここ最近メディアでも話題のピノガール。
意外にも簡単に種子が手に入ったので、栽培チャレンジしてみました。
あらかじめ書かせて頂きますが、
「種が気にならない」「マイクロシード」という言葉から連想すると、あまりにも期待値が高くなってしまうな~といった印象です。
しかし、あまり気にせずパリパリとした食感も楽しめる!!、その点が魅力だと感じました。
そのような表現の方が、
種なしスイカの期待値のままで比較されることもなく、魅力も伝わりやすいのではないかな~と、個人的に思うところ。
一度食べたらクセになる!!というのは、分かる気がします。
低温でも育てやすく、早蒔きでの作型も可能なのが特性のようですが、
自分の場合、本格的な『夏』が来ないとどうしても食べる気にもなれないので、3月上旬に播種。
小さい種子の種蒔きはきっと大変なのだろう~と思っていましたが、そこまで極小という訳でもありませんでした。
↑【写真;左下】
大玉スイカ苗との比較。
種子も小さい分、双葉も小振り&胚軸も細め、その後に成長する本葉も一回り小さ目。
3月上旬に播種、
4月下旬~ゴールデンウィーク中に定植、7月上旬より少しづつ収穫を開始、といった流れ。
2020年は、梅雨明けが例年より遅く、
なかなか夏らしい気候になるまで時間がかかったため、収穫から食べる日まで長く置いてしまいましたが、
シャリ感のあるまま長く日持ちするようで、すべて美味しく頂くことができました。
皮が薄く、可食部が多いことも魅力ですし、
皮が薄いからといって、裂果しやすいという様子もありませんでした。
また、あの危険な暑さとも言えるような日が続いても、
その時期までにしっかり着果したものには、特に悪影響はなかったように感じます。
とても魅力的な特徴ばかりで、また育てたいな~と思うのですが、
一方で、典型的なスイカの果皮《緑地に黒の縞模様》の場合は鳥害に合いやすい可能性がある…。
随分と昔、緑果皮のスイカ栽培でカラスの被害に合って以来、緑以外のスイカを育てるようになりました。
今回に関しては、あまり大きな被害はありませんでしたが、
また毎年のように育てるとなると、鳥害被害に合う可能性が出てくるかもしれませんね。
▼▼▼カラスに狙われることは無かった。↴↴↴
ピノガールは一気にメディア露出も増えたので、栽培される農家も増えるのではないでしょうか。
プロが育てたピノガールが手に入りやすくなるのであれば、別のスイカを育ててみた方がよいのかな~と迷っています。
▼▼▼タマネギの跡地に定植。↴↴↴
色の濃いスイカなら、別の品種が混じっても問題ないと思い一緒に栽培。
黄皮のスイカの場合は、花粉が混ざりにくいように少し距離を取るようにしています。
それでも、黄皮スイカに緑色素が出てしまうことはあるんですけどね。
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