9月中旬、ちょっと遅れての播種だったので、しっかり巻くか心配でした。
気温が下がって来るのが遅れ、しっかりと外葉の成長が進んだのだと思います。
でも、逆にしっかり巻くには気温がやや高めだったのか、
やっと、しっかりと巻いてきて、中身が詰まってきたような気がします。
「オレンジクイン」は、オレンジ白菜の中でも有名らしく、
カブと白菜をかけ合わせ、誕生した白菜の品種とのことだそうです。
カブとの交配といっても、どんなカブと掛け合わせるか、とても根気のいる作業だったことでしょうね。
▼▼▼前回!間引き菜も美味しかった。↴↴↴
オレンジクインは、リコピンの一種「トランスリコピン」が豊富に含まれる機能性野菜だそう。
リコピンといえば赤いトマトなどのイメージが先行しますが、
リコピンにもシス型・トランス型の2種類の型があり、シス型の「シスリコピン」が、赤色。
で、トランス型の「トランスリコピン」がオレンジ色。
しかも、シス型よりもトランス型の方が体内に吸収されやすいと言うもんだから、
アンチエイジングだ~ダイエットだ~と、もっと盛り上がってもいいようなものですが、
それは夏場に過熱するサプリメント市場から考えたら、ちょっと白菜ではマーケティング練りにくいのかもしれませんね。
ここ数年、むしろ店頭ではあまりオレンジ白菜を見かけなくなって来たような気がします。
火を通しても、キレイなオレンジの葉は鮮やかなままですし、
サラダにしても、蒸し野菜にしてもキレイで美味しいんですけどね。
珍しい野菜は警戒されやすいので、あまり売れ行きが良くなかったのでしょうか…。
75日型の白菜なので、11月下旬あたりから少しずつ収穫を始めてみましたが、
やっぱりまだ気温が高いためか、ずっしりとした重さもなく、結球が緩いな~と思っていました。
なにより、今年は12月に入っても、
まだあまり冷え込むようなことはなく、いよいよ鍋でも食べたい時期だな~とはスイッチが入らず…。
なので、ここ最近に至るまで、需要と供給のバランスが合わず、
価格暴落に困惑する農家さんも多くいらっしゃったと聞きます。
そんななか、必死に白菜のレシピを紹介するテレビ各局、ちょっと面白かったです。
旬の時期を早めようと、品種改良が激化し、
高値で売ろうという目論見も、なかなか難しいもののようですね。
地域によっては、
今後、白菜の早生種の需要は少なくなっていくのかもしれませんね。
▼▼▼中早生なので、早く消費しよう。↴↴↴
Comments are closed, but trackbacks and pingbacks are open.