今年も、黄色いズッキーニの栽培は「オーラム」にしました。
中でも、種子の価格が比較的安いのと、
小スペースで栽培できる点がとても気に入っています。
特に、今年は立体栽培にもチャレンジしてみましたが、
1回りくらいコンパクトなサイズなので、誘引しやすいように思えました。
振り返ってみると、このサイズなら支柱1本でも可能だったな、と少しだけ自信にもなりました。
▼▼▼前回!長雨の中、頑張ってくれました。↴↴↴
今年の梅雨は長雨が続き、低温、日照不足が続きました。
受粉に失敗して、ダメになった部分もありましたが、
7月下旬まで高温にならなかったので、総合的に振り返ってみると、そこまで悪くなかったように感じます。
昨年は特に、6月から猛暑日を記録するなど高温が続きましたし、
雨の日も少なかったためか、収穫は早々に終わり不調でした。
そう考えると、今年に関しては良かった方なのではないかな~と。
後半は、黄色いズッキーニに緑色の部分が混じるようになってきましたが、
見た目はどうあれ、黄色いズッキーニらしく皮は柔らかいままでした。
▼皮まで柔らかいズッキーニが好きなんです。
とはいえ、やっっぱり気温が上がってくると果実の生育が止まるようですし、
葉の様子から、病気っぽいな~と変化を見た目でも感じるようになります。
今年は、例年の梅雨明け(関東甲信地方;7月21日)あたりから、
うどん粉病が広がり始め、モザイク病を疑うような葉まで出てくるようになりました。
もう30℃前後を記録するようになったら、仕方ないのかな~と思います。
耐病性の優れた品種を選ぶことで、
高温になっても株は衰えにくくなるのかもしれません…。
もう今時は、夏の気温が35℃を超える日も特に何ら珍しいことではなくなってきてしまいました。
昔の話を聞くと、夜間の気温25℃(熱帯夜)という日もそこそこ珍しかったようですし、
日中の最高気温が31~32℃予報というだけで大騒だった、と耳にします。
やっぱり、今後は耐病性などに優れた品種を選んでいくしか、目先のことで出来ることは無いのだろうと思います。
あとは、耐暑性も求められるようになってくるのも間違いなさそうです…。
また、個人的には省スペース化のためにコンパクト栽培ができるものを、という希望もありますし、
真夏の栽培が難しいようであれば、秋作もできるような品種もいいな、と思っています。
とりあえずホームセンターに行ってみたところ、だいたい7月中旬頃までには棚替え、
もう、夏蒔き&秋冬野菜の商品棚に模様替えがはじまっている頃合いでした。
店頭に並んでいるズッキーニの種子は、コチラ《上記↑》の1種類のみ。
ちょうど棚替え中の従業員の方が教えてくれた情報によると、
暑い夏の栽培は終了、秋栽培のできるズッキーニの品種もあって、その中でも夏でも〝発芽しやすく〟改良したものがコチラだそう。
30℃を超えることが一般的になってるのを考えての改良なのかもしれません。
でも、発芽さえうまくいけば、
のちの栽培に関しては春~夏栽培と同じではないかと思うので、いろいろと調べてみようと思いました。
耐病性、耐暑性、できれば春・秋の両方栽培できるものであれば種子を無駄にせずに済むかな、と。
さらに、コンパクト栽培が可能なサイズだと助かります。
※ただし、今年は紅葉もかなり遅れるという長期予報も出ているくらいなので、
播種時期をさらに遅らせたりする必要もあるかもしれませんね。
以前は8月入っても収穫できていたので、すごく残念です。
もうこの時期の栽培は、清涼な気候の地域のみになるのでしょうね。
ズッキーニに限らず、他の作物にもいえることですが、少しずつ栽培適所が北上していっていると言われています。
農家の方々は今後もっと苦労するでしょうし、
当然、その煽りは消費者へと影響がでてくるものなのですが、やっぱり他人事なスタンスは変わりないなという感じがしてなりません…。
日本でもやっと、買い物袋やストローなどといった石油由来製品に消耗品に自粛ムードが広まりつつありますが、
表面上だけ他国の真似て追従して、その中身が伴わない&理解すらしていないのが日本らしいよな~と改めて思うところ。
これまでの流れや基盤が整っていないのに、
真髄を理解せず形式だけ、そして形骸化していく…そんなことの繰り返し。
持続可能な循環型社会を形成していこうとしている時代に、日本だけどんどんと取り残されていっているな~と、とても残念に思います。
いまだに、無化学肥料での栽培などに対して、嫌悪感を露わにする人までいらっしゃるほど。
農業分野においても「脱石油化」への動きが進む中で、オーガニックを小バカにするような層も多いのは事実で、
「意識高い系だね~」と揶揄することが、感覚的に1つのファッションと捉えているのか、
さらに、そういった発言がカッコイイ振る舞いだと思っているようです。
例えば、菜食主義文化にしてみると、
ヴィーガン=動物食べない人…そんなイメージだけで捉えていて、「エシカルな部分」が完全に欠落してしまっているから、自身の否定的な考えを正当化できちゃうのかもしれません。
あれは本来、動物の命の問題だけがメインではないんですけど、偏ったまま。
倫理的な根源を理解できれば、たとえベジタリアンでなくても考え方を全面否定することなどないでしょうし、
少し共感する部分だけでも、自分にできる部分だけでも、社会の一員として少しでも貢献しようと意識できると思います。
逆に、ヴィーガンを一時的な流行としてファッション感覚で取り入れているのか、
倫理的に考えたら行動が大きく矛盾しているな…という日本人が多く、別に菜食主義でない私でもツッコミたいことばかりです。
農薬を使わない、化学肥料を使わない、除草剤を使わない…そう聞くと、
なぜか「基準を満たしてる!」「健康には悪影響はない!」などと、特定方向の側面からしか物事を見ること・語ることしかできないのは哀しいし、
だから日本人は、考えることを諦めた&自分意見を持たない…と怪訝な顔をされるんです。
持続可能な社会を目指していたところ、〝結果として〟有機野菜が医療費削減に繋がるといった結果も明らかになった…
つまり、根本的な考え方として逆転してるんですよね。
エシカル(ethical)な部分が抜け落ちたまま、表面上だけ取り繕った商品が流行っても、また持続不可能でした!に終わるよね…と。
結論だけが大きく注目され、何十年もかけて取り組んできた背景に目を向けないまま。
こんなことの繰り返しです。
たかがズッキーニの栽培ですが、ステレオタイプの人間に付きわされ、こんなことまで思わされる事が続いて最期は愚痴となってしまいましたが、
また秋口に栽培をしたいと考えています。
で、またズッキーニでベジヌードルを楽しみたいと思っています。
冷やし中華とベジヌードルもすごく合うので、大好きなんです。
▼▼▼ズッキーニ麺麺!↴↴↴
夏場は収穫したナスを、さっぱり&つるつる麺にして頂いて、暑い時期を乗り切ろうと思います。
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