トマトの脇芽からの再生苗、
こちらを植える場所がなかったので、落花生の畝に混植させました。
マメ科の根粒菌がいいとか、
トマトが急激に吸水しないように根をカバーしてくれるとか…いろいろと期待しての栽培です。
梅雨時の長雨も乗り越え、8月上旬に収穫スタート。
しかし、その後の急激な気温の変化と猛暑続きで着果不良に。
▼▼▼前回!落花生との混植で収穫。↴↴↴
着果不良の原因は、落花生との混植ではありません。
…というのも、比較のために、
同時期にコントロール群として〝落花生の畝でない場所〟でも育てており、
その他は同じ条件で、同じ期間中に同じ状況となりました。
8月末あたり、連日のように35℃を上回るような天候も少し落ち着き、
落花も少なくなってくるように。
9月はじめの台風の強風も持ちこたえ、
順調に肥大をはじめたものが、いま元気そうにしているこちらのトマトたち。
▼そろそろ、色付いてきてもいいはず…。
高温期も、着果不良を防ぐ目的もあってホルモン処理をする生産農家が多いようですが…。
本来の生理活性を攪乱させるためのものですし、
植物本来のオーキシンが不安定で易分解だから、長持ちする合成のオーキシン活性剤を…云々。
内分泌かく乱物作用の疑いは、晴れたわけではありませんし、
この国特有の〝代替成分が見当たらないから〟だのと業界保護に走る施策など、特に珍しくはありませんからね。
成分構造から考えて、栽培期間中除草剤不使用!と謳っている作物に、この成長調整剤を使っていたら全く以て矛盾することかと。
なにかと経産省が仕切っている点も腑に落ちません。
せめて、自ら栽培するものくらいはホルモン処理なしで。
また、厚労省SDS情報では、環境に対する注意事項も記載がありますが、
あまりシビアに考えて使用している方は少ないのではないかと考えます。
少なくとも、かぼちゃの適応が削除された点から、
やはり殺虫剤などの機序や作用のものとは別物だとして考えようと思いました。
何を以て「薬害」とするのか、そして、この作用自体が「主作用」の製品だとしても、
むしろ、この主作用自体が薬害とも言えるよね…と。
※化学に興味の無い方は、何を言ってるのか意味不明でしょうね、すいません。
また、メディアの影響を強く受けているのか、
農薬を語る際、『健康への悪影響』という視点しかない方が非常に多い印象です。
みんな使っているものだから…と他者を横目に確認して、集団心理的に安心する、
大半はそんな程度かもしれません。
(※動物と植物では異なりますが、)
精肉にホルモン剤不使用の表示があるのなら、
野菜にも同じような表示があったとしたら、他者との差別化になるんじゃないかな~とか勝手に思っています。
まあ、そんなことより、環境ホルモンを好きで身に纏っている人も増えていることですし、
「食の安全」以前の問題なのですけど。
食育や、なんやかんやも大切ですが、
経産省管轄の『日用品』の方が絶対的に未知数だと、こういうことこそ義務教育で触れておくべき事柄だと思います。
他国に比べ、考え方もスタート地点からしても何もかもが違う超平和な国、これで先進国気取りとはまったく微笑ましい限りで。
▼▼▼落花生の畝にパプリカ混植。↴↴↴
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