梅が豊作だったようで、収穫した梅の実をご近所さんからもたくさん頂きました。
すでに我が家の青梅で自家製梅酒を漬けましたので、冷凍しておこうかとも考えましたが「醤油漬け」をすすめられ、我が家でも作ってみることにしました。
醤油で漬けた梅もいろいろな調理に使えますし、梅の酸味と香りなどのエキスが染み出た醤油も美味しく頂けます。
今年はたくさん梅酒を漬けてしまったために、残っているガラス瓶もなく、買い足したとしても保管する場所がなく…。ということで、今回は手間も場所もとらないように「食品保存用バック」を使って漬けてみることにしました。
保存用バックの使用方法を確認してみたところ、塩分や酸味の強いものでも〝使用可〟とありました。
また、液体の物でも、こぼれないように使えれば大丈夫だそうです。
梅の実のヘタの部分を、竹串などで取り除いて、サッと水洗い。
水を切って、布巾やペーパーなどでしっかり水気を拭き取ります。
しっかり水気を飛ばした乾燥するために、少し風通しのよいところに置いておくとよいかもしれません。
「梅の実」と「醤油」の量は、だいたい1:1で作られていることが多いようですが、しっかり梅の実が醤油に浸る量であればいいです。
ガラス瓶で漬ける時は、醤油に浸らない分の梅の表面が乾いてしまわない様に、ガーゼで覆ったりしますよね。
保存用バックの場合、袋の形状を変えることができるので余計な空気を抜くことができます。
醤油を少な目にするなど調節してお好みの量で漬けることができます。
醤油の量を含めて、7~8分目くらいまでの量に収めれば、だいたいの空気を抜いて漬けることができます。
万が一中身が漏れてしまわない様に、二重にしておくといいと思います。
袋なので、振ったり揉んだりもできます。
コンパクトで冷蔵庫に納まりますので、1~2か月冷蔵保存して漬けました。長く漬けた方が酸味もよく出てきますので、それはお好みで。
梅の香りと酸味が移った醤油は、お浸しに付けたりして頂くのが一般的ですが、鳥の唐揚げなどともよく合います。
揚げ物に、レモンやカボス汁をかけて食べるように、酸味の効いた醤油でさっぱり美味しく頂けます。
醤油に漬かった梅の方は、そのまま食べるにはかなり塩分が強いので、少しずつ。
また、直接ごはんのお供にするだけでなく、様々な料理の味付けにも使えます。
練り梅も美味しいですけど、煮物に入てれて他の具材を一緒に煮込んで味付けにも使えます。
脂がのった〝魚の煮つけ〟がおすすめです。
特に、秋刀魚に「梅の醤油漬け」を1つ入れて、圧力鍋で骨まで軟らかくすると全体を美味しく頂けますし、何より驚いたのが、余った残りを翌日頂いても魚脂が酸化しないようなのです。
通常、時間が経つと脂が酸化して、独特な臭みがでるようになりますが、これは全く気になりませんでした。
我が家は、梅干し好きな家族は少ないですが、この梅のフレーバーと酸味が効いた醤油は大好評でしたし、梅の旨味と酸味を活かした煮物もとても食がすすむようでした。
ぜひ、ご近所さんから梅の実をたくさん頂いてしまって困ってる、
あるいは、冷凍庫に去年の青梅がそのまま眠っている…という方がいらっしゃれば試しを。
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