オクラの栽培は、種蒔きが一番難しいんだよね…と、よく聞きます。
発芽さえ上手くいけば、あとは簡単なのに…などと。
タネを深く埋めすぎ?、逆に浅すぎ?、
水のやりすぎ?、少なすぎ?とか、いろいろ巡らせてみたりするのかもしれません。
けど、水の1日浸して〝芽出し〟させてから播種することもあれば、
多少タネ埋める深さが前後しても、しっかり覆土さえしていれば、発芽後にどうとでも出来ると思います。
個人的には、あまり失敗することはなかったので、
播種の際、気を付けているポイントなど、まとめておこう思いました。
◆気温&天気___。
これが1番のポイントだと思っています。
我が家でオクラのタネを蒔くのは、毎年ゴールデンウィーク中か、その前後、
そのうちの、〝晴天の続く日〟を選んでいます。
発芽適温は25~30℃、と高め。
ちょうど4月下旬頃になると、日中の最高気温が20℃前後になる時期で、
この頃になると一気に気温が上がってくるようになります。
さらに、晴天の続く日を狙うことで、地温を高く確保しやすいのです。
1週間もあれば、ほとんど全ての種子の新芽が上がってくるようになるので、いつもこの時期に種蒔きをしています。
逆に、この時期を逃してしまうと、あまり晴れの日が続かなかったり、
梅雨入りしてしまうと寒い日が続き、発芽に時間もかかり、それに伴って発芽率も下がることが多いのです。
※関東の中間地~暖地。
地域によっては、適期も変わってくるとは思いますが、
晴れて行楽日和の続きやすいゴールデンウィークに種蒔きをするようにしています。
梅雨寒が続くようなら、もう一度、梅雨明けに蒔き直すこともあります。
◆水やりは、芽が出るまで我慢___。
ついつい心配になって、毎日のように水やりをしてあげたくなるものだと思います。
でも、育苗に使用した倍土によっては、
潅水のたびに土が硬く押し固められ、芽が出にくくなってしまうことがあるので控えるようにしています。
特に今年は良い天気に恵まれたので、土の乾燥も気になりましたが、
潅水後しっかり排水ののち、発砲スチロールに入れておいたところ、それがとても最適だったようです。
水やりをしなくても保湿され、夜間の少し冷えても保温になるのかもしれません。
早いものでは、播種後3日で芽が動き、土を持ち上げはじめている様子がわかりました。
◆タネが古い?___。
オクラのタネは寿命が比較的長いほうで、上手くいけば約5年は芽が出ると言われています。
冷蔵庫などで、しっかりと過湿を避けて冷所で保存すれば、期限が切れてもすぐに駄目になる…なんてことはないはずです。
次第に発芽率は落ちてくることにはなりますが、期限が切れても1年くらいは大きく変わることはありません。
ただ、期限が切れて2年…3年…と経つごとに、
発芽率が下がっていることを見越して、数粒ほど多めに蒔くようにしています。
種子から育てられれば、苗を買う必要もなくなるので、上手く育苗できると嬉しいですよね。
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