暖かくなると、どこからともなくウリ科の葉を食べにやってくるウリハムシ。
どこかで越冬した成虫は、気温が上がると活動が活発になって食害、そして産卵期に入ります。
幼虫は、作物の根を食べて枯らしてしまうので、まず、卵を産ませないように…。
産卵期が4月下旬~7月上旬と言われていますので、
特にウリ科の野菜が増え始め、気温も上がるようになる5月~がウリハ退治強化月間だと思います。
そして7月頃から世代交代、
その子ども達が成虫となり活躍しはじめるので、7~8月にその成果が分かるようになります。
よそ様の畑から飛んでくるウリハムシもいるかと思いますが、うちの畑で卵は産ませないゾ!という気持ちでいます。
成虫による食害は、苗をある程度大きく育てあげてしまえばあまり影響もなく放っておいて大丈夫なのですが、やっぱり幼虫による被害の方が困ります。
定植時に、土に薬剤を撒いておいたり、定植後に根元付近に薬剤を撒いておいたり…方法は多々あるようですが、
作物それぞれに適応のある薬を買い揃えるのも家庭菜園レベルでは大変だし、せっかくならば無農薬で育ててみたいと思うわけです。
キラキラのシルバーマルチがいいとか言われることがありますが、常にカンカンに日が照っているわけでもないですし、やっぱり根元にはたくさん卵を産み付けにに来るようです。
もし卵を植え付けられてしまっても、被害を最小限にするためにウリ科の株にはネギ類を一緒に植えています。
ウリハムシの幼虫は、最初は細い根から食べて、次第に成長が進むと太目の根も食害するようになるので、ネギ類の根が絡むように植えておいています。
匂いの強い作物は食べないようなので、幼虫からの食害を防いで、幼虫の成長も抑えます。
その甲斐あってか、被害という被害はないように感じています。
ウリ科以外の根元にも卵を産み付けられることもあるようですので、
念のため、ネギ類との相性の良い作物を植える時には成長を促すという作用を期待して一緒に植えるようにしてます。
▼▼▼たとえば、ズッキーニの苗。↴↴↴
他にも、カボチャやメロン、キュウリ、スイカなどもウリ科の植物なので、ネギやニラと一緒に定植しました。
また、トマトやピーマンなどの近くにも植えてあります。
ここまでは、ウリハムシの幼虫の対策。
でも、やっぱり、成虫も減らしたい…。
葉の食害も減らしたいし、卵を産む成虫を減らせば被害は激減すると思います。
◆濡らして、捕殺。
ウリハムシは濡れると、あまり上手く飛べません。
雨上がりの動きもとても鈍いので、簡単に捕まえられますし、
気温が低いと動きが鈍いので、朝が1番おすすめです。
常に雨あがりに畑に行ける訳ではないですし、大雨が降ったあと数日は足を踏み入れない方がいい場合もありますよね。
なので、霧吹きで湿らせて、ウリハムシの動きを鈍くさせています。
霧吹きで吹きかけるのは水だけでいいので、子供でもできます。
家庭菜園レベルの規模だから、こんなことできるんでしょ?なんて馬鹿にするような声が聞こえてきそうですが、そんなことないですよ。
狭い庭もあれば、広い農地もあるので。
初動から少しずつ対策していれば、ウリハ対策も塵積。
◆必殺!電撃ラケット。
少し近づいても逃げずにいるウリハムシなら、霧吹きで簡単に捕まえることができますが、
なかには、とっとと飛んで逃げていってしまうウリハムシもいます。
そこで電圧によるショックと、通電すれば焼け焦げたりするので、
葉が強いカボチャやズッキーニの周りで、軽くウリハムシをめがけて振るようになりました。
飛んでいるウリハムシが網の目にはまると、そのまま焦げてしまいます。
一瞬当っただけでも落下するのですが、もしかしたら時間をおいて復活するかもしれないので踏みつけておいたり。
あと、小回りのきくクロウリハムシや、テントウムシダマシも、
少し大きめの虫でも、ナガメくらいのサイズのカメムシならギリギリ使えるようで、助かっています。
虫を潰すのは苦手な人も、これならなんとか虫と戦えるかもしれません。
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また、霧吹きの中身に、重曹を少しいれておいたら、うどん粉病の予防にもなるかな~と思って、ついでの散布になればと少し混ぜてみることもあります。
逆に、匂いで虫よ予防にもなるようなので、
霧吹きの水に食酢やトウガラシエキス、シナモンなども少しだけ混ぜておくこともあります。
予防というよりも、おまじない程度だと思いますが、
ことのついでに混ぜておくだけであって、改めて何か別の作業をするわけではないので、気軽にやっています。
ここに卵を産みたくないな~と思ってくれれば、それでいいかな、という程度でやっています。
▼▼▼捨てる「鷹の爪」を使って、エキス抽出。↴↴↴
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