カモミールとノースポールの違い





ベランダに、ノースポールとカモミールが咲きそろいましたので、双方を並べてみました。

【左】がノースポールで、
【右】がカモミール(ジャーマンカモミール)です。

比べると、ノースポールの花の方が一回り大きいですが、並べて比較しないと違いはわかりにくいですよね。

実は、葉の形にも違いがあります。

【左】ノースポールの方が、葉の面積があり、ギザギザとした形です。

まるで春菊のような葉の形をしています。

一応、ノースポールもカモミールも同じキク科の仲間となりますが、より春菊のような葉の形をしている方がノースポールです。

畑に生えていると、春菊と間違えそうになってしまいます。

花が咲いていなくても、葉の形の違いで見分けることができます。

▼▼▼少し角度を変えて、横から見てみましょう。

花の黄色い中心部分を見比べてみると・・・

【左】ノースポールは、平たく横に広がっています。

一方、【右】カモミールの黄色い中心部分は、上に盛り上がっています。

成熟するにつれ、さらに上に大きく盛り上がり、花びらも茎側に反り返るようになります。

また、花の香りでも比較できます。

【左】ノースポールには特徴的な香りはしませんが、【右】カモミールの花部からは甘いリンゴのような香りがします。



双方とも1年草のキク科の植物で、ほとんど同じ時期に咲きます。耐寒性はありますが、真冬の吹きさらしで苗が大きく育っていると枯れてしまうことがあります。

野ざらしでの越冬は心配なので、北風を直接うけないような場所に移動しておきましょう。

ノースポール

ノースポールは、秋口頃からガーデニング用の苗が多く出回ります。

小さいけれども、存在感のある白い花はガーデニング用として扱いやすく、他の花とも合わせやすいですよね。

ポット苗で購入し、南側の暖かいベランダや冬の冷たい北風をさけられる場所においておけば、春にはかなり大きい株になります。

↑この写真は、11月にポット苗から植え替えたノースポール、たった1つのポット苗ですが、4月にはここまで大きく花数も多く成長しました。

冬の寂しい花壇をにぎわせてくれる優秀でかわいらしい花です。ただし、北風が直で当るような場所では、寒すぎて枯れてしまいますので注意してください。

しっかり花ガラを摘んだりすれば、5月まで長く開花期を楽しむことができます。

カモミール

可愛らしい花も、甘い香りも楽しめるハーブとして、こちらも人気があります。

開花後の花を摘んで湯を注げば、フレッシュハーブティーを楽しめます。

ハーブティーとして使い終わった花ガラを入浴剤として利用したり、収穫した花を乾燥させて自家製ハープティーとして1年中楽しむこともできます。

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カモミールを乾燥・保存する≪3つのポイント≫

暑くなるころには湿度もあがり、株の体力も落ちるせいかアブラムシに覆われることがありますが、その特性を生かしてコンパニオンプランツとしても活躍します。

ルッコラ、水菜、ブロッコリーなど他の野菜を害虫から守ってくれる効果もあるようで、そのお蔭かどうかはっきり分かりませんが毎年虫食いも最小限に家庭菜園を楽しんでいます。

そのまま初夏には枯れ、こぼれ種が冬に芽を出します。

意外にも寒さに強く、雪が積もっても元気に越冬、春先に元気に花を咲かせます。

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