春はカモミールの花とを摘んで、フレッシュハーブティー。ほのかに甘いさわやかなリンゴの香りが楽しめます。
フレッシュも香りがさわやかで美味しいですが、ドライは味がまろやかになり美味しくいただけます。
カモミールティーを1年中飲めるように、乾燥して保存します。
毎年春~初夏にかけて、ジャーマン種のカモミールを少しずつ収穫して保存してるので、その方法とポイントを紹介します。
1.黄色い部分は大きい程よいけれど・・・
カモミールの開花後、花の中心の黄色い部分がどんどん盛り上がっていきます。
円錐のかたちに大きく成長していき、同時に花びらがそっくり返っていきます。
この黄色い部分が円錐形に大きく盛り上がる頃が、1番よい収穫の頃合いなのですが、
花の付け根の茎部分や花びらの裏(内側)にアブラムシなどが入り込んでいることがあります。
花の下で、花びらの内側は、雨・風を避けられて居心地が良いのだと思います。
花の中心部は、緑色の部分がなくなり、黄色い部分がこんもりしてきたものから収穫。
摘み取るとき、茎ごと収穫すれば洗うときに便利です。
写真【↑】のように水に浸けて、振ったり指で回したりして汚れや虫などを洗い落としちゃいます…。
アブラムシなどは花びらの内側に入り込んで、さらにその驚異的な繁殖力で一気に増えてしまいます。
ですので、風通しの良い状態で摘み取って、花びらの裏側もしっかり確認できる時期のほうが収穫しやすくなります。
ジャーマンカモミールだと、茎や葉には香りなどなく通常は利用されないので、あとで切り捨てるなど、お好みで。
2.黄色い部分だけを収穫する
見た目はモノ足りなく感じますが、花びらはなくてもいいんです。
虫がいて、少し気になる時などに。
よく見ると、アブラムシよりも小さい虫が確認できたりします。
一見アブラムシなどいないように見えても、細かい虫がチョコチョコ歩き回っていることがあるので、【上】最初から花びらを取り除いてしまってもいいと思います。
また、花の付け根から花びらまで、アブラムシが密集してしまうこともあります。
そういった時は、【下】黄色い花の中心部分だけをカットしてしまい、収穫してもいいと思います。
最初はアブラムシ数匹だけでも、高温多湿の日が続くと一気に繁殖して、茎が覆われてしまうほどになることもあります。
天候などもふまえて判断し、早めに収穫するなどします。
3.電子レンジで仕上げ乾燥
ザルなどにキッチンペーパーを敷き、水気をきりつつ乾燥させます。
室内での乾燥でもいいですが、風通しの良い場所で。時々天日干しもすると、よく乾燥します。時々混ぜたり、裏返したりしつつ乾燥させます。
乾燥すると一回り小さく、軽くなります。指で軽く押すと、もろく崩れるようになりますが、形は崩れても全く問題ありません。
そして最後に、電子レンジで仕上げをしましょう。
最初から電子レンジやオーブンで乾燥する方法もありますが、あまり長時間も高温にさらすと良い香りも飛んでしまいます。最終仕上げとして、20~30秒。
殺菌もかねて、残りの水分を飛ばします。
電子レンジで最終仕上げをしてから、乾燥剤と一緒に保管しておくと長く楽しめます。
また、収穫期をのがした花は、そのまま放って置けばタネがこぼれて冬~翌春にかけて芽がでます。
毎年、カモミールを育てられるようになります。
Comments are closed, but trackbacks and pingbacks are open.