玉ねぎ栽培に使用した〝穴あきマルチ〟を引き続き活用しようと思いました。
スイカの栽培には雨避けが大事とも言われており、邪道なのかもしれませんが、
昨今の品種改良の成果もあってか、ハウス設備もなく、トンネルもせずに毎年育てることができています。
もともと雨の少ない乾燥した気候の土地のものなのに、日本の関東以南では梅雨を乗り越えなければなりませんが、
長年の品種改良により裂果しにくい品種が多くなってきたようで、あまり実割れの被害で残念な結果になったことはありません。
そのことから、水分制限を徹底して栽培されたものの方が、大雨などによる急激な吸水に弱くなってしまうのかな~と感じています。
(※管理設備のない素人栽培での感覚です。)
ただし昨年、それ以上に問題になったのが、梅雨明けの湿害&熱害。
白黒マルチを使い、防草シートや敷き藁で地温の上昇を抑えても、弱々しくなってしまった株が少なくなかったのです。
▼▼▼そこの土壌条件も悪かったのですが…。↴↴↴
スイカの根は、横にも広がって伸びているので、
雨避けの設備もない以上、マルチシートだけでは到底太刀打ちできず…。
そこで、玉ねぎ栽培した跡地をそのまま活用しようと思いました。
だったら、最初から蒸れないように穴あきマルチを使い、
引き続き、地温上昇を抑ええるために防草シート&敷き藁で栽培したらどうか、と。
せっかく張ったマルチシートを取り外すのも、かなりの大仕事だったので、
取り外して、耕して、土を落ちつかせて整えてから、また耕して畝づくり…という手間を省いただけですが。
手間も省けて、ほんとうに助かりました。
!!全く問題なく!!
プロのスイカ専業農家からしてみれば、そんな方法では糖度も乗らないよ!!などとアドバイスも頂けそうですが、
そんな厳密な指摘は、露地栽培しかできない側にとっては筋違いなことなので。
こだわり専業農家のスイカは素晴らしいものです、ですけどね、それとこれとは話は別です。
現状の今ある設備条件で何ができるのか、について今後も深めていけたら良いな~と思っている訳です。
▼▼▼今年栽培した品種メモ。↴↴↴
※接ぎ木とかもせず。
スマート農業だの大規模化だの、結局のところ巨額投資が必須で、
本来の生産者の利益になるのかどうかについては、否定的な異見も散見されるところ。
返済の見込みがあるからローンも組めるのかもしれませんが、本質的に自然相手のお仕事です。
農業の大規模化そのものが、世界に逆行した政治的な動きだとする指摘もありますよね。
純利益は?、資産としては?、結局は生産者の首を絞めることなってしまうのでは?…などと考えてしまいます。
決して今に始まった話ではなく、農業だけでなく医療やインフラなど、
国主導の政策についてのデメリットを消費者一人ひとりが気付きにくい環境なんだろうと感じます。
▼▼▼スイカ栽培、毎年の楽しみ!!↴↴↴
▼▼▼玉ねぎマルチの跡地を活用。↴↴↴
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