3月末から、順次花が咲き初め、
着果を確認したものから摘果したのが7月初め。
花は少しずつ、順番に咲くので、
摘果も少しずつ時間をかけて行いました。
摘果した頃には、小指の爪サイズのバナナのような実でしたが、
じっくりと、大きく成長。
8月下旬あたりから、
木の周りから、甘い香りが漂うようになりました。
▼▼▼前回!開花~摘果。↴↴↴
▼面白い花です。
1カ所に、2~3個ほど残すように、摘果。
自然と落果してしまった箇所もあましたが、
やっぱり、1果のみ成長した部分は実が大きい印象です。
また、初期から開花して、早く肥大化をはじめた果実も、大きめです。
昔は、実が落ちて、いい香りのするものが食べ頃のサインだったようで、
庭の木の下で、拾って食べたと聞いています。
ただ、落果したものは、
キズが付きますし、時間が経つと見た目が悪くなるので、
あまり流通することはなく、わざわざ生産する方も少なくなってしまったようです。
もともと北米の清涼な地域の原産で、
よく夏の終わり頃からファーマーズマーケットで見かけるようになりますが、
日本では、見た目が悪いものは手に取らない消費者が多いので、受け入れ難かったのかもしれません。
最近では、より実の大きくなる品種改良もすすんできましたし、
落果する前、完熟する前の良いタイミングで収穫して、
自宅で熟らしてから食べられるようにもなってきたようです。
昔は家の庭に植わっていたのよ~と、懐かしさを感じるとともに、
ここ最近のポポーの新しい魅力を感じている方も多いのかもしれません。
カスタードアップルと言われるように、こってりとした甘さ。
熟れたバナナとパイナップルとマンゴーを合わせたような、香りと甘さです。
※苦手な人もいらっしゃるかと…。
常温で置いておいて、甘い香りがしてきたら食べ頃、
お好みで、食べる前に冷蔵庫で冷やしてから頂きます。
キウイや、アボカドのような感覚で、自宅で追熟させてから頂きます。
冷蔵庫の冷たいところで冷やすと、
皮が全体的に黒く変色してしまうこともあるのが難点…。
完熟で収穫できれば、ここまで真っ黒になることはないのですが、
流通の経路を考えると、なかなか難しいものがあるのではないでしょうかね。
皮は手で剥くこともできますので、
そのまま、種ごとかぶり付いて食べるのが美味しいです。
少し熟れすぎちゃったな~と思ったら、牛乳と混ぜて、ポポーミルクにしたり…、
個人的には、ポポー豆乳が大好きです。
凍らせたポポーも、アイスのようで美味しいです。
私は、甘すぎるものが苦手なので、
熟しすぎてしまったものは、プレーンのヨーグルトを合わせて頂くくらいが丁度いいです。
縦に真っ直ぐ伸びる果樹。
横に大きく広がるわけではないので、庭木とても栽培しやすい方だと思います。
病気も少なく、農薬の散布などなくても育てられます。
果樹の花としては、あまり華やかさはありませんが、
自宅で完熟したポポーを食べられて、夏の終わりを美味しく楽しく過ごせるのでおすすめです。
種を取り除いて、冷凍保存しておこうと思います。
冷凍ポポーで、ヨナナス風ジェラートとか作ってにようかな~とか考え中。
▼▼▼イチジクも冷凍してヨナナス!↴↴↴
▼▼▼ポポージャムを作ってみた。↴↴↴
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