いつも冬至が近づいてくる頃になると、そろそろ柚子を収穫しなくては…と思うのですが。
トゲがあるので何となく後回しにしがち。
トゲの先端が皮膚の中に残ると炎症起こして最悪だぞ~などと、
ちょっと脅かされながら収穫の手伝いをしていた記憶からか、負のイメージが潜在的に刷り込まれているのかもしれませんね。
でも、柚子の香りは大好きですし、いよいよ年末だな~という気分にさせてくれます。
冬至には柚子湯に浸かり、柚子ジャムや柚子麹など加工をし、年末年始に使う分も確保、
そして、余裕が出たので柚子胡椒をつくることにしました。
一般的には、青柚子には青唐辛子、黄柚子には赤唐辛子のようなので、
今回、赤唐辛子には、〝赤く熟した福耳とうがらし〟を使ってみようと思いつきました。
▼▼▼完熟の真っ赤な「福耳とうがらし」。↴↴↴
別に、「鷹の爪」で十分なのでしょうが、
完熟福耳とうがらしのマイルドな辛味と、
熟すことで、ほのかにパプリカを思わせるように酸味や甘味も感じられ、そちらを一緒に合わせたらどうなるかな~と思いました。
緑色の柚子胡椒は、辛味が強い印象で、
逆に黄色い柚子胡椒は香りが良いというイメージなので、これはこれで美味しいだろうな、と。
今後何かに活かせることがあるかもしれないので、
材料の配分や、反省なども含め、残しておくことにしました。
▼完全放任の柚子皮は見た目イマイチ。
柚子を10個、皮を剥いていったら、だいたい200g超くらい。
そこに、福耳とうがらし50g、塩50g、果汁を大さじ2入れて、フープロにかけました。
保存性は〝塩の量〟に比例するので、もっと入れるべきかと迷いましたが、
冷凍してしまえば、あまり塩分濃度を上げる必要もないだろうと思いました。
辛味は控え目で、柚子皮の爽やかな苦味をかき消さない程度もいいな~と思いましたが、
もし来年も作るとしたら、もっと唐辛子の量を増やしてみるかもしれません。
果汁は入れなくてもよかったのですが、
なかなかシーズニングとしても幅が広がる感じで、いいと思います。
ただ、大さじ2では緩いペーストになってしまい、酸とはいえ水分が多くなり、保存性も少し心配な部分でもあります。
※福耳の方も比較的水分多め。
あと、今回はフープロかけすぎた、というのが1番の反省点です。
ちょっと粗めに皮が残っているくらいの方が、食べる時に香りをより楽しめるのかもしれないので、
もし次回つくることがあれば、果汁の分量とペーストの状態を気にかけてみようと思います。
とりあえず、家族の評判は上々で、
中でも柚子好きの家族には、かなり気に入ってもらえたようで、なによりです。
1つだけ冷蔵、その他は冷凍庫で保存しておきます。
使いたいとき逐一解凍しなくても、ジェラートのようにスプーンが入るほど柔らかいので、使い勝手も良いです。
▼▼▼レシピ改変『完熟柚子胡椒』減塩版!!↴↴↴
塩分濃度を低くすると、
凝固点降下の問題で、ペースト状態のまま保存することができなくなります。
材料配分、使い勝手などの備忘録。
▼▼▼ゆずポマンダーも簡単!!↴↴↴
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