ほうれん草のタネは硬い殻に覆われているので、ほとんどの種子は発芽処理をしてあるはずなのですが…。
手持ちのタネはどうなんだろう?と分からなかったので、今回、大雨のタイミングでタネを蒔いておくことにしました。
プライミング処理などののちコーティングされた種子などは、見るからに処理済みなのが分かるのですが、
説明書きや見た目では自信がなかったので、台風のタイミングで蒔いてみようと思いました。
毎年、ほうれん草は秋まきで育てるようにしていて、
たまにサラダほうれん草なども春~夏に育てることもあります。
やっぱり、ほうれん草の旬の時期は冬ですし、
いくら品種改良が進んでほうれん草の種類が増えたとしても、寒気に当って甘くなったものが1番美味しいと感じます。
それに、我が家では季節外のほうれん草は不評です。
▼例年、10月上旬くらいに播種。
いつもは、10月初めから上旬くらいまでに播種するようにしています。
播種予定の区画だけは準備しておきましたが、なかなか種蒔きのタイミングが遅れ気味な状況でした。
芽がでてから豪雨被害に合うよりも、豪雨のタイミングで芽を出そう!そう思って種蒔き。
芽が不織布に押しつぶされないように、籾殻をワンクッション敷くことに。
台風の翌日、13日に遠くから見たところ、所々に緑色の小さい葉が見え隠れしているようでしたが、
大雨が降った翌日だったので、近くで確認したい気持ちを抑え、畑には入らず我慢。
翌々日の14日にやっと確認できた次第です。
期限切れのタネだったので、少し厚めに蒔いた部分が混み合っていたので、少し間引き。
コーティング種子ではないので、〝少し緑化したもやし〟をそのままスピナッチスプラウトとして頂きました。
しかし、まだまだ畑は湿っているので、あまり土は動かしたくないな~という状況です。
当分は、ポット育苗やプランター菜園の方の作業を頑張ろうと思います。
今年は、長い梅雨や局所豪雨、そして台風ハジビス…。
特に農業関係者にとっては、夏になる前から苦労が続いていたようです。
そして、これ以上の天災は、もう勘弁して頂きたいのですが、
以前、災害ボランティアで何度かお邪魔した農家も、農業自体が環境負荷の大きい産業だという認識は全くなく、
化成肥料でバンバン大きく育てる方法を何の疑いなく続けてきたような方が多い印象でした。
農業排水は海洋汚染、化成肥料の原料は地球温暖化、
そういった基本的な科学を語らうことは一般教養の範疇だと思ってきましたが、
日本の詰め込み教育の慣れの果てがコレなんだな~と残念に感じたのをよく覚えています。
自ら思考し、オリジナルの意見を持ち、その意見を以て語り合う…そんな学びをしてこなかった世代が教師となって、
その教え子もその教育スタイルに何の疑問を持つことなく、そのまた教え子も…という、
中でも保守的で閉塞的な職場環境という点も可哀そうですが、農業もなかなか閉塞的。
一切のオリジナリティーを評価しない、均一的量産型から脱却しなまま、
むしろ他人と違う異見、オリジナルの思考ができない人間は、日本から1歩でたら通用しないのですが…。
消費者も、まさか自分が搾取の連鎖に加担している事実に気付いていないので、
日本の物価に疑問を持つこともなく、海外は何を買うのも高いよね~野菜がなんでそんなに高いの?とか馬鹿にする方まで。
そして、気付かない人ほど、自分ばかりが搾取されていると嘆いているような気がします。
これで、先進国気取り、中流意識を強く自認しているので不思議です。
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