じゃがいもの栽培には、病害虫対策にタネ用に処理された〝種芋〟を植え付けるのが一般的。
ですが、毎回いちいち買い直さなくても、
収穫し残した小さい芋からも芽が出て収穫できることは多々ありますし、
生ゴミ堆肥からも、勝手に芽がでてくることも珍しくありません。
それに、種芋は意外と高いな~と感じるので、
たまには食用の芋で育ててみてもいいのかな、と思いました。
とはいえ、家庭菜園だから失敗してもいいや~と放っておくのではなく、
何か変だな…と感じたら、病気を拡散してしまうことのないように注意して、すぐ対処するくらいの気持ちは必要だと思います。
▼▼▼毎度、勝手に生えてくるジャガイモ。↴↴↴
雑菌の繁殖しやすい、未分化の作物残渣が残っているような場所を避けたり、水はけの良い場所を選んだり。
成長に時間がかかる品種と、それだけ病気になりやすかったりもするので、その点も考慮。
あと、ここ数年は特に、豪雨や長雨が続いたり極端な天候に見舞われることが多くなっており、
『過湿に弱い』点というのは、種芋からの栽培であったとしても変わらず注意すべきこと。
とはいえ、高畝を維持できるよう頻繁に手入れをするのも面倒臭いし、
春~夏のシーズンは、ただでさえ他の野菜の栽培でも忙しい時期なので、あまり時間は裂けません。
今回は、白黒マルチシートを使って栽培することにしました。
※表面〝白〟で。
昨年の長雨と大雨による影響を見て、少し排水性に心配があるのと、
やっぱり、忙しい時期なので、土寄せとか丁寧に手を掛けてる余裕はない、
また、雑草の勢いが増す時期に、少しでも管理を楽にできるように、…理由はそんなところ。
マルチシートを使えば、芋が太陽光に曝されて緑化してしまうことも防げます。
▼▼▼昨年は、マルチなし&土寄せ1回のみ。↴↴↴
最初の作業は億劫ですが、後々のことを考えてメリットを活かして栽培できます。
その土地によって、特徴はさまざま。
他人と同じように栽培しても同じようにいかないこともありますし、それが野菜栽培の面白いところでもあると思います。
◆2月中旬に種芋の準備。
3月になってから植え付けようと思い、2月中にゆっくり種芋を準備しようと計画していましたが、
あまりにも暖かく天気の良い日が続き、この時期できることは早めに終わらせてしまおう!!と思いました。
結局、2月中旬に種芋を2~3個にカット&草木灰を付けておき、
植え付けたのは、その翌週。
芽出し作業など、何もせず。
15センチくらい掘って、種芋の切り口を下にして埋めるだけ。
1カ月程度は何の動きもありませんでしたが、
3月末~4月上旬にかけて、少しずつ土が押し上げられて葉も見えてくるように。
そこからの成長が著しくて、見る見るうちにマルチシートを覆うように大きく成長、
所々ではありますが、花も咲き始めています。
葉など地上部が黄色がかってきたら収穫時期なのですが、いっきに掘り上げるのは大変な作業。
5月下旬には、植え付けから約3カ月となりますし、
梅雨入り前に、少しずつでも収穫を終わらせておければ、後々助かるかもしれません。
昨年のように梅雨が長引き、なかなか晴れ間にも恵まれないと、
収穫のタイミングが遅くなってしまう可能性もあります。
大型じゃがいもゴロゴロ収穫祭となっても面白いのですが、過湿が続くことのリスクもあると思います。
▼▼▼チビ芋による食中毒に注意。↴↴↴
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