みかんが真っ赤に色づいて来たので、11月末に収穫。
『紅みかん』とも呼ばれている小原紅早生みかんは、本当に鮮やかな色がパッと目を引きます。
香川で有名な品種で、甘く糖度の高いみかんに育てるには難しいようですが、
多汁で皮も剥きやすく、加工にも向いていると思いました。
※うちのはL~3Lサイズだし。
糖度によって、「さぬき紅」「金時紅」そして「小原紅」として流通し、
さらにハウス内で寒さをしのぎ、樹上で越冬&完熟させたものを「越冬小原紅早生」として限られた数だけ出回ります。
ですが、そんな高度な栽培技術は持ち合わせていませんし、
そんな設備も充実していないので、霜が降りる前にさっさと収穫して越冬準備。
霜に当ったり、北風が直に当らないように、布で覆ってしまいます。
▼通常の〝温州みかん〟との比較。
さぬき紅、金時紅、越冬樹上完熟さぬき紅…▲
オレンジ色が本当に鮮やかで、多汁。
この外皮の鮮やかな色も活かせると思い、ケーキやクッキーに利用できるオレンジピールを作ってみました。
外皮の内側に、少し厚い部分があれば、
スプーンなどで取り除いたり、包丁で表面を削いでみたりしますが、
この苦味が好きであればそのままでもいいとおもいますし、少ししっとりと収まります。
製菓用に使いやすいように、細切りにすることに。
そのまま2~3回茹でこぼすのが本来の作り方のようですが、
今回は少し薄皮を取り除いていますし、苦味芳香も好きなので、1回だけ茹でこぼし。
みかん3個分のピールに対して、みかん果汁は1個分。
絞った果汁と、柔らかい薄皮も一緒に鍋に入れてしまいました。
ケーキなどは砂糖たっぷりなので、ピール自体は甘さ控えめにして、砂糖;大スプーン2杯くらい。
※今回は、てんさい糖を使用。
そのまま焦がさないように煮詰めていく感じで、崩れないように混ぜすぎ注意。
仕上げにラム酒にしようかとも思いましたが、今回はコアントローに。
※オレンジリキュール。
粗熱をとって、グラニュー糖とまぶすのが一般的?のようですが、
個人的にはあまり好きではないので、これにて完成。
このまま、溶かしチョコレートを掛けて、
オレンジリキュール香るオレンジピールチョコとかいいな~っ!と思いながら、我慢。
◆とりあえず、シュトーレン焼いた。
昨年ラム酒に漬けておいたラムレーズンと、
今回コアントローたっぷりで作ったオレンジピールが香って、大人なシュトーレンになりました。
今回、小原紅早生でオレンジピールをつくりましたが、
そんなに苦味が後々まで尾を引くようなものではなく、本当に爽やか。
もっとたくさん入れても良かったかな~と思うほど。
裏の皮を削がず、または茹でこぼさずに作ったらどうなるな~という楽しみもあります。
オレンジピールの仕上げにコアントローを入れて少しアルコールを飛ばしましたが、
アルコール飛ばさずにリキュール漬けにして作りたいな~とか…。
コアントロー×ブランデー漬けもステキ~とか…。
また、このオレンジピールを使ってラングドシャも作りたいですし、
パンやスコーンを焼いて、ネーブルオレンジのオリーブオイルをかけて食べたい!とか…。
オレンジピールを長期保存していつでも使えるようにしておきたいのですが、
ブランデーなどに漬けるとオレンジの香りが薄らいでしまうのが難点ですし、
砂糖を塗すと甘すぎるし、考えもの、課題はまだまだあります。
いろいろ考えながら、楽しんでいるところです。
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