ヨモギの旬は3~5月と言われていますが、3月はまだまだ寒くて見つけるのも難しいです。
昔、2月末頃、祖母が「桃の節句」のためにヨモギを探して摘んできたことを思い返すと、よく見つけたものだな~と感心し、心温まります。
ヨモギが自生しているスポットは母に受け継がたようですが、
その年によって旺盛に生えているエリアも変わったりもするようで、毎年のように記憶と思い出を辿るように〝蓬スポットめぐり〟となることも…。
今年も、いろいろ巡りながらのヨモギ摘みとなりました。
意外と住宅街近くでも、除草剤の撒かれていない手つかずの場所はありますし、
整備されていない土手、耕作放棄地となった田んぼなど、ヨモギを探すとあるものです。
ヨモギは、地下茎が残って翌年も同じような場所に生えてくるので、根を残すように収穫。
群生して生えているので、1カ所でも見つけられれば、ある程度の収穫量となることが多いです。
※勝手に私有地に入らないように!
茹でる時は、沸騰した湯に「重曹」をいれて。
茹でると、ヨモギの良い香りがより一層漂うようになりますし、
まだ春先のヨモギはアクが強くないので、茹で汁を「ヨモギ茶」として飲んでも全然クセは強くないです。
さらに包丁で細かく刻んでいると、部屋中にヨモギの良い香りが漂います。
旬の時期の摘んでおいたヨモギを細かく刻み、冷凍して保存しておけば、いつでも好きな時に「よもぎ団子」や「よもぎ餅」などを作ることができます。
6月にもなると、徐々にアクが強くなるため、お茶やヨモギ風呂に使うといいと言われています。
大きく成長して見つけやすくなった初夏のあたりに、ヨモギの自生している場所を見つけて、翌年の春先などに探しに行ってみるのも楽しそうです。
香料で手を加えたよもぎ餅も特に珍しくはないので、たまには、よもぎ本来の香りや爽やかな苦味を味わってみると毎度のように驚きます。
よもぎの清涼感のある香りが呼吸をするたびに鼻を通りますし、
何より驚くのが、食後に時間が経った後もその爽やかさを、ふと感じることです。
また来年も探しに行きたくなります。
▼▼▼よもぎ餅の香りが大好きです。↴↴↴
Comments are closed, but trackbacks and pingbacks are open.