今年は日照不足の影響か、ほんとうに遅い収穫期となりました。
昨年2018年は空梅雨で、6月頃からずっと猛暑&強い日差しが降り注ぐような天候だったせいか、
なんと8月末ごろには収穫がはじまってきました。
比較すると1ヵ月遅れ。
極端な天候の変化は、こんなところにも影響が出てきているのですが、
脱石油依存への道は、閉ざされたまま…。
特に、農業分野と個人排出に関しては優遇されている日本では、
企業の排出規制が厳しくなっても、いつまでたっても意味を成さない骨抜きザル法なままです。
天候不順や天災で農作物に被害が出るようになり、
生産者も消費者も苦労するようになっても、我関せず…。
根本的な要因から目を背け、対症的な措置に走ろうとする考え方が、
なんともガラパゴスジャパン!を感じるな~と、今年改めて思うところとなりました。
▼もう、忘れ去られていた頃!
『マコモダケ』は、竹の子か何かの仲間だと思われがちですが、
イネ科のマコモの新芽の部分。
【写真;上記】からも分かるように、稲やレモングラスと同じように育つ植物です。
イメージは、地植えのレモングラスをさらに大きくした感じ。
その根元の茎あたりから、新芽が肥大化してきた部分がマコモダケとして頂くところです。
マコモダケの部分を放っておくと、やっぱり稲のように穂がでて花が咲いて、種ができます。
マコモの種は、ワイルドライス!
つまり、やっぱりイネ科なんですね、面白い。
▼▼▼前回!4月頃のこと…。↴↴↴
今年は、やっぱり日照不足の影響で、実が小さ目のものも多いな~というのと、
長い梅雨が続いたので、カタツムリの食害が多いな~という印象です。
他の野菜畑を見ても、どこもかしこもカタツムリ。
マコモダケの食害跡には、たくさんアリも来るようになるようです。
まだ若く、柔らかい部分を生のままかじると、カタツムリが夢中で食べるもの分かる気が…。
みずみすしくて、パリポリ食感&やんわり優しい甘味みがするんです。
▼まず、初物は「マコモご飯」。
単なる炊き込みご飯なので、簡単です。
マコモダケ、人参を千切りに、油揚げも細切りに。
味付けは、醤油と酒、あとはお好みで…分量もお好みで…。
※適量なんて、その時の気分や家庭によりけり。
あとは、いつもどおりご飯を炊くだけです。
竹の子が食べたいと思っても、
水煮のものしか手に入らない!そんな時期にちょうどいい。
旬のもの頂くことが、健康にも環境にも1番ですし、なにより季節感を感じられます。
剥いた葉は、マコモ茶にするため乾燥して保存します。
冬場に寒くなったら、土瓶でカタコト煮立てて、そのお茶を頂くのも楽しみの1つです。
我が家では、レモングラスもそろそろ収穫しようと思っているので、
マコモの〝マコモグラス〟も同じように乾燥させて保存しようと思います。
小さい秋の訪れを感じる日々から、
もう冬支度の季節に移ろい行く頃合いなんだな~と、しみじみ。
収穫の秋、もっと楽しみたいと思います。
▼▼▼マコモダケで、グラタンを作ってみた。↴↴↴
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