日本でもキウイの栽培はされているのですが、意外とあまり知られていないようです。
よく目にするのは外国産ですし、年中店頭に並んでいるニュージーランド産の印象は強いと思います。
エチレン処理や温度管理などで出荷コントロールが容易のなったことで、
より一層身近なフルーツの1つになりましたし、あまり季節感を感じさせないイメージがあります。
でも、日本独自の品種というのも多く開発されていますし、本来であれば旬の時期というのも存在します。
ここ数年は、緑肉キウイ系の『香緑』の美味しさに魅了されています。
▼▼▼収穫時期は同じくらいのタイミング。↴↴↴
紅芯系キウイとその他、見た目だけではなく、食味も扱い方にもいろいろと違いがあると感じます。
まず、追熟の早さ、
エチレンガスの処理がなくても早く熟してしまうので、それは腐敗も早いということ。
収穫のタイミングと保管方法も他と違うので、一般的なキウイのように出荷、流通させるのも難しいのだと思います。
糖度は20を超えるものもあり、驚くほど甘い。
酵素を含まず、酸味も感じないので、食味としては他のキウイとは全く違う感覚です。
また、果物の酵素で口腔内アレルギーの症状がでてしまうような方でも、この品種のキウイだけは問題ないこともあります。
形も大きさも、ちょっと独特。
大きなサイズの品種開発へと流れが多くある中、この小振り感。
下膨れな形も、とても可愛らしいです。
果皮の毛もないので、「栄養豊富な皮ごと食べたい!」という人に向いていると思います。
先ほどの『香緑』は、果皮の毛も剛毛で1個あたりの重量もあり、酸味とのバランスも含めて真逆だな~といった印象です。
これなら樹勢も強すぎなことはないので、ベランダなどでグリーンルーフとして栽培できるかな…と思うのですが、
ここ最近の暖冬で、落葉の時期も非常に遅くなっているので、やっぱり冬場の日当たりが悪くて困りそう。
※以前、それで失敗しました。
受粉樹として雄木を植える必要もあり、それは場所も手間もかかりますし、
開花時期を考えて、適切な雄木を選ばないといけない点が難儀…。
ですが、受粉樹はうまくいかなかったら、後から推奨品種の受粉樹を植えればいいかな~とも。
推奨されているのは、『早雄』や『ロッキー』と言われています。
わざわざその品種を植えなくても、花粉を保存しておいたりする方法もあるようですが、
今のところ、面倒なことはせずに済み助かっています。
有名な産地では、受粉樹の品種から大きさ、糖度までブランドとして統一されていることもあるようなので、奥深いです。
▼▼▼自家製ジャム!これ大当たりかも。↴↴↴
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