だいぶ朝晩冷えるようになってきて、もう秋の空気になると、我が家では土瓶が登場します。
庭のビワ葉やレモングラスなどの葉、ミカンの皮、ハトムギなどなど…。
あるものを適当に煎じて、お茶にして頂きます。
夏の終わり頃から、畑の藍に実がつくようになり、
そろそろ実が熟してきたようなので、藍実茶を試しに飲んでみたくなりました。
※らんじつ。
藍の葉は、染め物にも食用にもなるのはよく知られているようですが、
実も利用部位となる生薬の1つ。
見聞きしたことはあるのものの、実際に味をみたことはなかったので初チャレンジ。
▼試しに少し、収穫してみました。
面倒なので房ごと収穫して、土埃を落とす程度で水洗い。
乾いたら、軽く焙じてみました。
藍実そのものの風味がきになったので、今回は浅炒りで。
生の実や種を煎じる場合、何十分も煎じなければならず、
それは私の性格上ムリ…なことので、焙じることにしています。
実の鮮やかな色がくすんできて、
一部こんがりと茶褐色の実がポロポロと落ち始めたくらいまで炒った程度。
その程度の焙じ具合なのに、
煎じてみると沸騰して5分も立たず、芳ばしい色のお茶になりました。
煎じて直ぐ飲むと、少し野草味のある爽やかさ、
10分蒸らすと、芳ばしい渋味もでてきて、口の中がスッキリとする感じに。
茶パックを取り出さず、そのまま味の変化も楽しむのも好きなのですが、
藍実茶の場合は渋味が増していって、サッパリとした苦味に変わっていきます。
これ、我が家では好評で、
湯冷ましになる頃には、まろやかさも出てきます。
今度は、もう少し中炒りにして、芳ばしさもプラスして飲んでみたいな~と思いました。
インディゴハーブとしても、いろいろな商品もあるようで、
葉だけのものや、茎や花、実も〝全草〟使ったもの…その他さまざまなハーブをブレンドしたものなのもあるようです。
いろいろと参考にしながら『土瓶の季節』を楽しみたいと思います。
葉も、何回か刈って干したものもあるので、使ってみようかと。
最近、藍を練り込んだ食品などもあるようなので、少し気になっていたところ。
本当は、藍染め用の「すくも」を作ろうかと思っていたのですが、
この秋~冬の間に、煎じて飲んでしまいそうです。
ちなみに、藍は放って置いても勝手に芽が出て育ちます。
逆に、放って置き過ぎると、旺盛に育って広がるので注意が必要です。
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