茄子(ナス)の栽培|夏野菜の苗の販売開始|





4月に入ると夏野菜苗が出揃い始め、その年の菜園計画を立てる時期になりますね。特に、ホームセンターでは、少し時期が前倒して早めに出回り始める印象です。

4月中旬~ゴールデンウィーク前後あたりが、苗木販売のピークになるといわれているので、苗木屋さんはこの時期の出荷に合わせて苗の栽培をします。なので、この4月中旬~ゴールデンウィーク前後に苗を購入しておくとよいでしょう。

苗の種類も豊富な時期なので、選ぶ楽しさもあります。

こちらは、タネから苗をつくり、4月17日に撮影したもの。本葉が5~6枚になり、順調に成長しています。

4月に入り、夜間の気温も大きく冷え込むこともなくなったのでハウスから出しておきました。防虫&強風対策などのためにネットをかけ、液体肥料を施しています。

ハウスからだしてすぐは一見成長が止まったようにゆっくりになりましたが、縦に(上に)伸びないだけで、根の生長も促す大切な期間となります。

暖かい気温を保てば縦方向への成長は進みますが、少し冷却時間を与えることで根の成長を促すことができると言われています。
根が成長し、その後の地上部への成長にも良い影響を与えるようです。

購入したポット苗を植えるまでの保管期間中、↑の写真のように土を薄く敷いた上にポット苗を置いておくとよいでしょう。
買ってすぐ植え付けられるような都合も、天候にも恵まれないこともあります。
ポットの底穴から根が出てきても、根の成長を妨げないように保管するのがおすすめです。

ナスを種から育てる~意外と簡単~家庭菜園

土の準備も大切!!

苗選び・購入も大事ですが、この時期あわせて大切なのが土壌の準備です。

特にナスは、うまく育てれば10月頃まで長く収穫を楽しめるので、長期間その下地となる土壌が意外と重要になります。


根を張りやすいように土を柔らかくしておくことももちろんですが、土全体に石灰を混ぜ込んでアルカリに戻しておく必要もあります。

プランターで使用済みの土を再利用する場合には、日光消毒&天日干ししておくなど。

だた、特にナスは連作に弱く、4~5年は同じ土を使えないとまで言われるようなこともあるので注意。

また、ナスの収穫を長期間楽しむには、やはり肥料を切らさないことが何よりですので、元肥を施しておきましょう。

夏場は雑草も旺盛に生える時期でもあるので、暑い季節に雑草取りをしなくて済むようマルチシートを敷いたりする方もいます。

石灰は、植え付けの2週間以上前までに。
肥料は1週間前までに、土壌づくりには良く言われています。

元肥として施す肥料も、前もって混ぜ込む時間がなければ、定植する場所をポットより10㎝程度深く掘り肥料を置きます。

植え替える苗の根に、強い肥料が触れると弱ってしまうことがありますので、よく混ぜ込むか、あるいは通常の土で覆ってからポット苗を移すようにしましょう。
そうすれば、根の成長に要している間に、肥料も土に馴染むようになります。

▼▼▼今年、ナスの栽培に使った種はこちら。

菜園アドバイザーが教えてくれる【シェア畑】

定植して支柱に結び付ける

苗が小さくても、強い風に煽られたりしないように支柱に固定していきます。

定植した時であれば、苗の直ぐ近くに支柱を打ち付けることもできるので、その方が無難です。

結び方は〝八の字〟にクロスして、支柱に直接触れたり、擦れたりしないように。

▼▼▼あとは、一番花を待つ。

なんとなく分かる場合は、下のほうだけ「芽欠き」をしてもいいと思いますが、
1番花の場所が分かるまで、取り除いていい脇芽かどうか判断しても遅くはありません。

【写真;右】
三本仕立て〟の場合は、こんな感じです。

余分な「脇芽」を欠く

「二本仕立て」と「三本仕立て」など、やり方は多々あると聞きますし、
「二本仕立て」が初心者向きと言われたこともありますが、逆にバランスが悪くて大変なような気もします。

一番花が咲きそうな時点で、その花も摘花してしまうこともあります。

まだ苗の成長が不十分だな~と思ったら、まだ着果を見送ってもいいと思います。

ナスは栄養を必要として、かなりエネルギーを消耗してしまうので、肥料はこまめに施すようにします。

意外と手が掛かるな~と思います。

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