白菜を育てるときの注意点≪チクチク痛い≫品種選び&家庭菜園

家庭菜園でも白菜(ハクサイ)を育てられたら楽しいですよね。

発芽さえすれば栽培に難しいことはありませんが、ちょっと扱いに困ることも・・・

それは、青い葉の表面部分のチクチク。普段、スーパーマーケット等でみかける白菜は、チクチクとした極細のトゲのある外葉は捨てられてしまい、内側に巻いた部分のみになります。

内側の葉にも少しチクっとした部分はあるのですが、あまり気になることは少なく、外葉のほうが多くしっかりしてるので触ると痛い時があります。

トゲと言うほど痛くはないけれど・・・

きゅうりやナスなどといった硬いトゲではないのですが、青い葉の内側には写真のようなとても細いチクチクした毛のようなものがあります。

これは、〝毛茸もうじ)〟と呼ばれるもので、大概の白菜にはあるのが一般的。(毛茸のない品種もあるので、下でご紹介します。)

でもこれ、触るとけっこうチクチク痛いのです・・・手で触れるくらいであればよいのですが、手首の内側や腕にふれると少し気になります。チクチクして気になって強く掻いてしまったりすると、トゲの当たった部分が少し赤くなってしまったりすることも。




トゲにチクっと触れてしまい少し痛いと感じた部分は、あえて触らないようにしています。自宅に帰って流水で流す程度で(お湯だと尚よし)、多少のチクチク感は気にならなくなってしまいます。(ワタシの皮膚は強いだけなのかもしれませんが、)もし肌が弱くて心配な人は、最初から触れないよう保護したり注意しましょう。

家庭菜園でチクチクが困るとき

ご自分で育てるとき、このチクチクの何に1番大変かって・・・〝間引くときだと思うんです。

写真のこれくらいの大きさの時であれば、まだ間引きやすいのですが。(苗が小さくてもチクチクしてるので注意は必要です。)せっかくなので間引き菜も食べようとして、順次小さい苗を選んで間引いていくうちに、結構大きくなってしまいます。

大きくなると、さらにチクチク気になるようになります。

天気のよい暖かい日が続いたので、1週間~10日でこんなにも成長してしまいました。

ここまで大きくなると、腕の皮膚が柔らかいところにあたるとチクチク痛くて大変なのですが・・・

(こんなに大きくなる前に、全部間引いてしまえよ。)

ワタシは、間引き野菜を頂くのが家庭菜園の醍醐味だと思うのです。普段食べてる野菜と、味の違いを楽しめます。

ただし、本当に肌が弱い人は、この極細のチクチクに触れて赤くヒリヒリしてしまうこともあります。細い針先で擦られるような感覚です。毒などはありませんが、刺激に弱くすぐ赤くなる方は注意してください。

ベランダ菜園の場合、足元でチクチク当らないようにします。


間引き菜を食べよう

穴あきマルチで種を何粒かずつ蒔いて栽培したので、このギューギューな感じです。

根ごと抜くと、残しておきたい苗の根も傷めてしまうかもしれないので、根元からハサミなどで切って間引くようにしましょう。

約30㎝くらい間隔をあけるようにして、それぞれの苗を1本ずつ残していきます。残す苗は、大きく葉数の多く、しっかりした苗を選びます。

   

チクチクの白菜の毛茸ですが、火を通すと全くなくなってしまいます。生のままでは、チクチク痛いと思います。

茹で野菜として、おひたしはもちろん、味噌汁に入れたり。何か青いものを食卓に並べたいときに便利です。ただ、想像してる白菜よりも味が濃く、さわやかな味ではありますが苦味もあります。

甘い玉ねぎなどと一緒にいためて食べるとおいしいですし、それをさらに卵とじにしても一品できちゃいます。この苦味がチーズとも合いますし、マヨネーズで炒めてしまえば気にならなくなります。

チクチクしない品種の白菜もある

毛茸のない種類なら収穫時期に関係なく、生のままでも食べることができます。もちろん、これまでどおり鍋に使うこともできますし、なによりチクチク気にならないのが家庭菜園に向いてます。

ベランダで洗濯物を干していたら、足をチクっと擦ったりしたら嫌ですよね・・・

また、一般的な白菜よりもサイズが小さいので、手狭なベランダ菜園などでの栽培にも向いています。

特に最近は、タイニーシュシュという名前で数多く出回るようになりました。毛茸がない、手狭な家庭菜園向けで収穫も早い、サラダ・浅漬けにも、収穫したい時に好きな大きさで料理に使えるので楽しみが増えます。

このタイニーシュシュは、15㎝間隔で栽培することができるので超コンパクト菜園も可能です。

レタスのようにシャキシャキ美味しく頂けますし、使いきれるよう青い葉の部分は生野菜として&他の部位は加熱調理用に、と活用の幅も広がります。

家庭菜園としてもオススメの種類なので、ホームセンターなどお越しの際は野菜の種のゾーンを覗いてみてください。

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