毎年、ジャーマン種のカモミールを育てています。
わざわざ播種することなく、昨シーズンの零れ種から芽がでてくるので、特に栽培しているわけではないのですが…。
早いものは4月の始め頃から少しずつ咲はじめて、暖かい日には蜂などの虫を呼んで、畑にイチゴなどの受粉を助けてくれるようになります。
また、テントウムシなどの益虫の住家にも最適なようで、まだアブラムシの姿を見かけない時期からテントウムシが活動しています。
(私が見つけられていないだけで、もう既にアブラムシを食べてくれているのかもしれません。)
威勢よく咲きそろって、アブラムシなどいないうちに、カモミールティー用の分を収穫しはじめようと思います。
まったく肥料をあげていないので、余計なアブラムシを呼び寄せにくいと思います。
中心の黄色い部分が、こんもりと盛り上がったカモミールが最適。
花弁の裏側にも、虫がいないかもチェック。
気になるところは花弁を取り除いてしまったり、息を吹きかけて虫を飛ばせば問題のない程度です。
収穫しなくても、そのまま捨てておけば翌冬~春先に、また芽が出てきます。
カモミールは、アブラムシが付きやすいのを利用して、他の作物を害虫から守るバンカープランツになると言われています。
カモミールが「おとり」になって、アブラムシが引き寄せられるようです。
また、アブラナ科の菜の花が咲き終わった頃にカモミールが咲き始めるので、受粉を助けてくれる虫なども、引き続きよく来ています。
今年はイチゴ苗の周辺にも2~3株カモミールが生えているのですが、受粉は自然任せで収穫も十分。
テントウムシも居心地がいいようで、住家のようになっています。
気温が上がってアブラムシが大量につくようになったら、少しずつ撤収、畑に穴を掘って埋めてしまうので、また秋頃に掘り返したところから続々と芽を出します。
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