昨年11月下旬ころより収穫しはじめた庭木の完熟柚子。
2020年は、台風の上陸もなかったため、
何も手入れもしていないような状態の木であっても、比較的キレイなものが採れて豊作となりました。
何度も柚子風呂をして、柚子ジャムや柚子茶、塩柚子も作って…、それでもたくさん残っています。
なので、前回も家族で評判だったので『柚子胡椒』も作ろうと思いました。
一般的な柚子胡椒には、未熟な緑色の柚子を使いますが、
どこにでも売っているものですし、我が家では使用頻度も低いので作ってはおりません。
そして、今年も〝赤く熟した福耳とうがらし〟を使いました。
▼▼▼昨年冬の完熟柚子胡椒。↴↴↴
今回は、前回の柚子胡椒レシピを少し改良。
爽やかな甘み&優しい風味が増すように、福耳とうがらしを増量。
そして、減塩。
心配な点は、塩分濃度。
保存期間の問題だけではなく(冷凍してしまえば、ほぼ問題なし)、
塩分濃度が濃くなれば濃くなるほど、(凝固点降下)カチカチに凍らなくなり、
ペーストの状態のまま冷凍庫で保存できるので、取り扱いがしやすいのですが…。
※カチカチに凍ってしまったら、硬く固まるので、使いたい分量だけ取り出しにくい。
今回は、その点も今後に活かすため!!と、思っての備忘録。
柚子を10個、皮を剥いていったら、だいたい200g超くらい。
そこに、福耳とうがらし100g、塩30g、果汁を大さじ2入れて、フープロにかけました。
※福耳とうがらし:50g→100gに増。
※塩:50g→30gに減。
【写真;左下】
鮮やかで綺麗なペーストになりましたし、美味しい。
だいたい塩分10%で冷凍させてみたところ、
(※厳密には10%でなないので受験生注意!)
ペースト状態のままでは保存できず、氷菓子くらいの硬さとなりました。
なんとかスプーンで、力を入れれば取り出せますし、
衛生上の意味でも、スプーンを炙ったりor熱湯で処理してから取り出す方にとってみたら、支障のない程度です。
ただ個人的には、次回は塩分10%よりも若干だけ濃くして作っておこうかな~と思いました。
まだまだ2020年収穫分の柚子は、たくさん残っているので追加でつくろうか…と、
多めに作って近所で分けようにも、このご時世なので加工品は自粛がち。
加熱させ封をするような、煮沸済みのジャムなどは衛生上の懸念はないとはいえ、
人それぞれ考え方にも違いがあり、『もしも』の時を考えて何となくやめておこうかな、と思う気持ちも分かります。
食品を介しての感染の伝播はないという意味と、上気道感染症の概要を理解し、
冷静に的確に対応できる者同士に限る、ということは念頭に入れておかなくてはいけないと思っています。
このような時世だからこそ、『公衆衛生』と『精神衛生』をしっかり分けて考え行動するべき…なハズ、なのですが、
どうやら、もう精神衛生上の受容能力の方が限界の状態なのだろうな~という方々も増えてきていると感じているところです。
今更、公衆衛生やら基礎化学だなんて、それこそ現実として受け入れられないのでは?、と。
これまで長年、企業に刷り込まれ続けてきた〝非科学的な清潔思想〟というのが重い足枷です。
▼▼▼『福耳とうがらし』今年も栽培。↴↴↴
大好きな、完熟の赤い福耳とうがらし。
赤くなれば辛味も少し和らぐよ、と伺ったことがありますが、
結局のところ、タネの付いているワタの部分を食べたら同じ程度だと思います…。
けど、完熟ものは香り・ほんのりとした甘み・酸味も感じられるのが魅力です。
▼▼▼『柚子チーズケーキ』に挑戦、そのメモ。↴↴↴
▼▼▼柑橘×スパイス!!良い香り魔除け。↴↴↴
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