毎年9月上旬あたりから、みかんの皮が少しずつ色付きはじめます。
極早生のみかんは、すっきりとして甘酸っぱいのですが、
それを早めの青捥ぎで収穫すると、もっと酸っぱくて、その味がなんとも好きなのです。
酸っぱー!すっぱっぱーっ!!…と、文句を付けながらも、いくつでも食べられる。
夏の暑さに疲れた身体に染みるような、
冬の時期の、コクのある甘いみかんには無い魅力があります。
今年は、ちょっと忘れていて、だいぶ甘みも出始めてきてしまいました。
ほんとうは、もっと酸っぱい青みかんの方がよかったのですが、
それでもまだ酸味は結構あるので、こちらを使って自家製ポン酢をつくりました。
1つ1つ果汁を絞っていくと手が痛くなったり大変なので、今回はフードプロセッサーを使用。
布で濾して薄皮を取り除いて、果汁と分けます。
(外皮を除いて、薄皮つきのまま450gから、300㎖と少しの果汁を得られました。)
※メモ。
果汁と醤油を1:1で自家製ポン酢を作るようなレシピが多いようなのですが、
今回みかんの甘みもあるため、みりん等は加えずにつくるので、醤油の比率を減らして試作。
果汁:300㎖
醤油:200㎖
酒 :大さじ2
昆布:5~10g
鰹節:5~10g
みかんの皮:適量
酒は、おまじない程度で防腐目的も兼ねて。
※試作なので、少な目で経過観察。
また、ポイントは〝みかんの皮〟を漬けておくこと。
たった一晩だけでも、みかんの皮を漬けておくと、香りが移って風味がよくなります。
数日~1週間ほど常温(冷暗所)に置いて、あとは冷蔵庫で寝かせようと思います。
▼▼▼レモン絞りスクイーザーを使った方。↴↴↴
少しづつ、追加で青みかん消費にポン酢を作っていき、
最後は、残りわずかだったので手絞りだけで簡単に作ってみました。
布で濾した果汁には、浮遊物はあまり目立たなかったのですが、
スクイーザーで絞ったものを茶漉して濾しただけの果汁では、薄皮などが浮いてしまいました。
こちらを、あまり常温に置いておくのは心配ですし、早く使いきってしまおうと思います。
濾した果汁を用いたポン酢は、沈殿物こそあるものの、
空気に触れてはいないということもあり、大きな問題なないようです。
長期保存を考えて作る場合は、ちゃんと布で濾して作ろうと思いました。
香りづけのために漬けておいた皮でしたが、実はこれも食べても美味しいんです。
ポン酢を作っているのか…みかんの皮を出汁醤油に漬けてるのか…。
(ノーワックスの柑橘が手に入ったときには、そのピール(皮)も美味しくいただきます。)
ちょっと青くて、みかんの酸味と渋味を思わせる香りで、
ツンとした匂いや、酸味の強いものが苦手な方にもおすすめできるポン酢ができます。
お酢を加えずに作るポン酢を〝生ポン酢〟というようなので、こちらは『青みかん生ポン酢』です。
市販のよくあるポン酢は、
コレ本当に醸造酢なの?…と思わせるような酢酸臭、
そして、蓋を開けるとともに強く放つ柑橘香が酢酸臭の尖った部分をより際立てる。
(正直、苦手です。)
今回、試しに青みかん生ポン酢を作ってみましたが、
今年は成り年?のようなので、食べきれない分をポン酢にして冷蔵庫に保存しておこうと思います。
いまの時期、カボスやスダチが出回っているので、フレッシュ果汁を合わせても美味しそうですし、
12月にもなれば柚子、来年にはレモンが収穫時期を迎えます。
酸味がモノ足りない時は、他の柑橘を加えたり、
その時期の旬の果汁ジュースも使ったりして、秋~冬を楽しんでいきたいです。
▼▼▼次回!みかんピールが超おいしい!↴↴↴
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