2019年の台風19号、ハジビスは、
事前に警戒する声が多かった通り、本当に凄まじい勢いと広範囲に甚大が被害をの残していきました。
大雨特別警報は、「数十年に1度の大雨のこれまでに経験したことのないような重大な危険が差し迫った状況」と何度も繰り返しアナウンスされていましたが、
これがいつしか、『数年に1度』…『1年に1度』…と頻繁に耳にするようになるのでしょうね。
ハジビスの被害や経験を機に、気象科学や海洋科学といった視点から、現実的に危機感を覚えるようになった人は増えたのでしょうか…。
八ッ場ダム万歳論から、治水政策など〝対症的〟な対策をさらに推し進めようとする動きになり、
〝根本的〟な問題から目を背けたい国・企業にとっては都合が良すぎるシナリオになってきているようにも感じています。
日本は生活排水と農業排水は規制が緩すぎて、
その点を抜け穴にした製品が非常に多いので、脱石油依存への道は絶望的。
おまけに、日本で流行りのヴィーガンの中にも、
パーム油はオラウータンが死んじゃうから石油ならOK!とか…激浅ニワカが沸いてる状況。
遠い先の将来のことより、目先の利益、
そんな歴史の繰り返しで悪循環を断ち切れないのは、今に始まったことではないもんね~と思いながら、
台風後の被害の把握のためにパトロール…。
幸いなことに、夜に吹き返しの風を確認してから爆睡、朝もゆっくりスタート、
そして野菜などにも大きな被害もなく、
一部だけ幼苗が流されたのと、果樹の細い枝が数か所だけ折れてた程度でした。
桃栗3年柿8年 柚子の大馬鹿18年 銀杏の気違い30年…。
銀杏の「気違い」扱い…〝なかなか大成するものではない〟という比喩なのかもしれませんが、
先祖の、子々孫々への想いを感じました。
▼銀杏が落ちていたので、収穫。
薄い緑色をしていた実が、オレンジ色に。
表面にシワが寄ってきて、触ると柔らかいものがたくさん落ちていました。
そろそろ実が熟してきた頃合いのようなので、このあたりで全て収穫することにしました。
収穫した銀杏は、水に浸して1~2週間くらい放置します。
その後、果肉の部分を腐らせてから、処理。
臭ってくるので、数日したら水を入替えるか、ご近所の洗剤・柔軟剤が臭い家への報復のために放置も。
※ただ、高残香性柔軟剤で嗅覚が麻痺すると、
カルボン酸臭を感じさせないようにする機能性香料も含まれており、腐敗臭・発酵臭など判断が付かなくなるようです。
もう10月ですが、まだ気温が例年より高い日が続くようですし、
日の当たるところに置いておいたので、少し早く果肉を取り除きやすくなるかもしれないです。
果肉部分を洗い流して取り除き、少し乾燥させたら食べられるようになる予定。
—10月15日追記—
八ッ場ダムに治水能力を委ねることはできない、というデータが早々に結論付けられました。
今回は首都に大きな被害はなく、その情報とともに満水のダムの映像を見たら、
ダム万歳!と、「ダム神話」が生まれてしまうのは仕方ないことだと思います。
治水政策の成果として、自身の将来の生活に安堵したい!という気持ちばかりが先行してしまうのかもしれません。
しかし、ダムから離れた地域での治水効果は少なくなるので、局所的豪雨などの災害には対応できません。
いつまでも、想定外…想定外…と繰り返すだけで、自然災害が激化する現状から目を背けたまま。
ひとまず、何百万年単位で貯蔵してきた地下資源は、それ以上の年月をかけて固定したものなので、
無駄に垂れ流すような使い方をしている日本の末端消費者から最善の選択をしていかないと…。
次に想定外の自然災害に飲み込まれるのは自分自身かもしれません。
▼▼▼次回!2週間後に果肉処理!↴↴↴
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