家庭の庭でも育てやすいリンゴ。
横に広がらず、縦に真っ直ぐ成長するので、あまり場所を取りません。
バレリーナツリーにも、いろいろな品種がありますが、
比較的新しい自然交配種「メイちゃんの瞳」がこちら。
特に気に入っている点は、鮮やかで綺麗な花。
遠くからでも人目を引く綺麗な花で、比較的長い期間楽しめます。
▼▼▼前回!存在感のある果樹の花。↴↴↴
桜のシーズンが終わった頃から、濃い真っピンクの蕾が大きくなり、
5月になると、先に咲いた花から順々に実を付けはじめるようになります。
着果しはじめた頃は楕円形で、あまり林檎のイメージとは違いますが、
実が充実してくると、丸く可愛い林檎がたくさん付いて、見るたびに嬉しい気分になります。
花もキレイで、観賞用としては十分ですし、
実が充実してくる途中経過の観賞も楽しめる果樹だと思います。
摘果もしたことはないですし、
本当であれば実が大きくなってきてから保護のために包んであげる方が良いのだと思います。
ただ、面倒なので何もせず…。
収穫時期は〝9月上旬〟だと思っていましたが、
毎年8月中旬頃に試しに食べると、美味しいな~と思うんです。
で、9月まで待っていると、
全て台風やら、害虫やらの被害に合い、あまり食べるチャンスには恵まれず…。
しかし、よくよく調べてみると、
収穫時期は9月上旬というのは、〝山形標準〟とのこと。
どうりで8月に食べてみても美味しい訳だ、と。
関東と山形では、桜の開花時期も3週間くらい違いますので、
だいたい8月上旬~中旬が収穫期ともなり得るのではいかと思いました。
7月末と8月上旬に、九州方面に台風が近づき、
関東への影響は強風だけではありましたが、地面に落ちた実が台風一過後の炎天下にさらされて「焼きリンゴ」状態。
放って置いても害虫の被害が増えていくようだったので、7月末から食べはじめるようになりました。
ただ、疑問な点が、
「メイちゃんの瞳」の品種情報を調べると、だいたい〝果皮と果実が赤い〟写真が添付されているようなのです…。
我が家のメイちゃん林檎は、中心部分が微妙に薄らとピンクのような気がするだけなので、
その理由が分からず、いつも不思議に思っています。
『メイポールの自然交雑実生』という理由もあって、
〝果皮は紫紅色、果肉の中まで赤い小玉のクラブアップル〟という「メイポール」から、その写真をイメージにしている部分もあるのでしょうか…。
果皮は赤&果肉は白の、一般的な中玉のリンゴなのにな~と、謎のままです。
もしかしたら、しっかり完熟を待てば、少しずつ果肉が赤くなってくる?そういうものなのでしょうか。
この品種自体を疑いましたが、「ポルカ」「ワルツ」の開花時期の花を見比べると一目瞭然。
蕾はピンク、開花すると花弁の内側は白いので、全体が開花すると薄いピンクっぽい花が密集するようになります。
「メイポール」は主に受粉樹ですし、「ボレロ」は青りんごなので、
やっぱり、この木は「メイちゃんの瞳」なんだな~と毎年のように堂々巡りです…。
甘味も酸味も香りも良くて、美味しいです。
干し林檎もつくってみたいな~と、夢が膨らみます。
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