八十八夜の茶摘みの日。





立春の日を1日目として、88日目が八十八夜。

末広がりの「八」が重なる日に摘んだお茶は、とても縁起がよく、この日に摘み取った「新茶」を飲むと、一年を無病息災で過ごせると言われています。

平年は5月2日(閏年では5月1日)で、この日、大勢の方々が茶摘みをしている風景を見て我が家も少し茶摘みをしてみました。

「一芯二葉」で摘むのも贅沢ですが、「一芯三葉」混じりです。

新芽の緑がキレイな季節。

生のまま食べると苦味がありますが、炒ったり、天ぷらにして食べると爽やかな葉の香りを楽しめます。

この日摘んだお茶の葉を、そのまま手でちぎって、熱い湯をそそぎ10分程度。
フレッシュティーとして飲みました。
※葉は多めがおすすめ。

いつものように飲んでいる緑茶とは違ってコクなどの深みはありませんが、蒸らした葉も食べてみると、爽やかな苦味と若い味もいいな~と感じます。

この若い味が、プロの手によって緑茶になると思うと新鮮ですし、
また、製造過程が違うだけで、ウーロン茶になったり、紅茶になったり…原点を味わってみるという意味でも面白いです。

▼我が家には、生垣のように、家の境界線としてチャノキが植わっています。

摘み取っても、次から次に新芽がでてきますし、特段5月2日でなければいけないという訳でもありません。

せっかくならば、食べられるものを。
そして、気が向いた年には自家製のお茶っ葉をつくる楽しみもあります。

個人的には、かき揚げ天ぷらのアクセントに茶の葉を入れるのが好きです。

また、「八十八」という字を「米」と表したり(88歳を米寿と祝うなど)するので、
この八十八夜の日に稲の種蒔き(籾ふり)をするとその年は豊作になると言われたり、やっぱり縁起のいい日のようです。

今年は偶然にも、この5月2日に籾ふりの手伝いをしたので、今からお米の収穫が楽しみです。





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